私のストレス解消法は「好きな事を無我夢中ですること」につきます。
多趣味であることが前提です。
多趣味をもつことが大切だと体感したこと、それが「ストレスによるメンタルダウン」を経験したことが大きな要因です。
1ケ月の残業時間について、120時間を超えた月が2年近く続きました。立場上、やらなければならい役職でした。
上司と部下の間にはさまれ、組織を動かす立ち位置、つまりプレイングマネージャーでした。部下が仕事ができなきゃ手伝い、
上司が力量不足ならフォローをしなければならない。
苦しい日々の連続でした。
夜中に帰宅し、お風呂に入り、食事をして寝て、また起きる。この繰り返しが続きました。
日々、疲労の困憊と「今日は会社を休みたいな」の気持ちを感じてきました。しかし、
「行かなきゃ」の思いで会社にいく始末です
ある時、朝起きると自分の体がいうことを効かないことに気がつきました。おきようとしても起きれない。流石に病院にいきました。
内科で受診をした結果「うつ病」の診断でドクターストップでした。正直、自身が驚きました。
診断書をいただき、会社に提出提出し、診断書通りの1ケ月間の休養。
しかし、本当に苦しいのはここからでした。
約1週間程度、休んだ(ほぼ寝ていた)気分が上向きかけ、会社に行こうとするも「医師診断書が必要」との会社からの要請です。
無論、主治医は「復帰許可」はくれませんでした。
私の頭は「会社はどうなる、仕事は、皆は」と不安な要素が頭の中を駆け巡るばかりです。
1ケ月の休業期間が経過するまえに、3週間ほどで復帰許可をえました。復職プログラムにそり、半日出勤、徐々に負荷をかけ、
残業なし勤務の実施と。体調は復帰に向かっていきましたが、気持ちがついてきませんでした。
「会社に迷惑かからないか、自分の進退は」など、色んな事が頭を遮りました。
今思えば、なんてことない事で、しっかり休んで、はやいとこ直せばよいと冷静に判断できたものが当時は、
「このままじゃ駄目だ、会社を首になる、頑張らねば」と余計なことばかり考えてしまう日が続きました。
予想通りの「鬱の再発」でした。再度の休職です。テンションが下がり、やる気がなくなり、布団にこもる毎日、辛すぎでした。
時が3ケ月たち、「妻」から言われた一言が全て救ってくれました。
「もう無理しなくていいんじゃない、会社はほかにもあるし」
胸にこめた「薄いカーテン」が、さ~っと一瞬にして降りた気持ちになりました。
もやもやしていた「何かが」消えました。涙が自然とながれました。
これがきっかけで会社を退職し、体を治すことに専念しました。
1年がたつくらいでしょうか。
「なんか、散歩にいきたい」と痩せた体から、問いかけがきました。
久しぶりにやる気が起きました。
「まず、できることをやっていく」ことを肝に銘じ、散歩からスタートしました。
そして、ランニングへと。短距離、中距離、長距離へと。
知らないうちに、ある目標ができてきました。「今日は、ここまでやるぞ、明日は〇〇だ」
などと。
この時、思いました。
仕事付けで過ごした日々は、自分の趣味は愚か、妻に対しても、何もしてあげられなかった。
そして、改めて自分に何の趣味もなかったんだと感じました。
継続できるなにかをすべき、そしてストレスはためない。趣味をもつ(好きなことをする)
それが、解消へつながるとか確信しました。
体が整い、転職をし、再び動き出しました。今は気持ちが働ける喜びに代わっています。
「働ける、仕事がある、そして生きている、家族と一緒に」
今、私は仕事はここまでといった線引きをして、毎週スケジュールに自信の趣味をぶつけ
過ごしています。
毎日の散歩、そして毎週金曜のサウナ(日帰り銭湯)、土曜日は妻と外出と、決めています。
ストレス発散のための最も効果的なもの、それは自分の時間をもち好きなことをすることが一番効果的なんだと思います。
そして継続してこそストレスをためない一番の策なんだと思います。